琴葉の…最近の話題

最近の気になる話題を私の目線でお伝えします。

部族ではなく国民国家としての帰属意識を人々に植え付けるため、多大な努力をした。

琴葉です、アフリカの発展の将来をどうみていますか。
長期的にみれば楽観的な見方をする根拠がいくつもある。
過去15年にわたり経済成長の基盤となる重要な変化が起きた。
石油やガスといった資源産業だけでない。
過去10年で国内総生産の伸び率が6~7%と高い成長をみせた東アフリカは資源への依存が低く、持続的な発展であることを裏付けている。
アジアほど劇的ではないにしても 貧困が大幅に減ったことは見逃してはならない。
成長の基盤とは具体的には何でしょう。
まずは交通インフラの整備だ。
高速鉄道や道路、橋などの整備が遅れていたことは成長の大きな妨げだった。
もう一つは携帯電話の普及など情報通信革命の波及だ。
人々が携帯電話でネットにつながり、経済だけでなく政治的にも重要な意味があった。
うまくいっている国とそうでない国の差は。
一つは地域統合だ。
欧州連合からの離脱を決めた英国がアフリカの成長には経済統合が不可欠だと説いて回っているのは皮肉だが、この主張は正しい。
経済的に最も成功した東アフリカは強い経済連携を実現した。
成長を妨げているのは地域統合が進んでいないことだ。
航空網の整備が遅れているの は痛手だ。
西アフリカの多くでは近隣国へ行く最も早いルートは欧州経由となっている。
こんな状況で域内貿易をどうやって後押しできるというのか。
地域統合がなければ工業化も進まない。
もう一つは指導力だ。
安定している国の指導者は経済成長という目標に明確に関与してきた。
タンザニアのニエレレ初代大統領は、部族ではなく国民国家としての帰属意識を人々に植え付けるため、多大な努力をした。
インフラ整備は効率的でないとの指摘もあります。
問題があったのは確かだ。